看護実習初日の挨拶、何を言えばいい?現役ナースがアドバイス!

看護実習の初日、「どんな挨拶をすればいいんだろう…」と緊張する学生さんは多いです。実際に私も超緊張していた学生の一人でした。
最初の挨拶ひとつでスタッフさんや患者さんに与える印象が大きく変わります。
この記事では、看護師の立場から「印象が良い挨拶のポイント」と「すぐ使える例文」を紹介していきます!

目次

看護実習の挨拶が大切な理由

実習の初日に交わす挨拶は、ただの「自己紹介」ではありません。
スタッフさんや患者さんにとっては「この学生さんはどんな人だろう?」と感じる、最初のきっかけになります。

挨拶がしっかりできるだけで「安心して任せられそう」「元気があっていいな」という印象につながり、実習全体がスムーズに進むことも多いんです。

では、挨拶の基本からみていきましょう。

挨拶の基本ポイント3つ

「何を言えばいいの?」と考えると難しく感じますが、基本はシンプルです。

  1. 明るく大きな声で …小さな声だと自信がない印象になってしまいます。
  2. 簡潔にまとめる …名前と学校名を伝えるだけでOK。長い自己紹介は不要です。
  3. 相手の目を見る …笑顔で目を合わせるだけで、好印象に。挨拶をする対象が1人ならば、その人の目を見て。病棟の看護師さん全体に挨拶するなら、学生さんの方を向いてくれている人と少しずつ目を合わせていくイメージです。

【場面別】挨拶の例文

病棟全体への最初の挨拶

「おはようございます。○○大学(学校)○年〇名です。本日から○日間、(基礎看護学)実習でお世話になります、よろしくお願いします。」

「学生の○○です」「学生の○○です」・・・・→全員自己紹介

「今回の実習では、○○(実習目標を要約した内容)を学ばせていただきたいと思っています。ご指導のほどよろしくお願いします」

(全員で声を合わせて)「よろしくお願いします」

実習初日、病棟での初めての挨拶は、実習生の意気込みや雰囲気を見ている看護師さんが多いです。万が一、間違えてしまったり、頭が真っ白になって言葉が出てこなくなっても大丈夫。「これから学ばせてもらうんだ!」という気持ちでいれば、伝わりますよ。

指導者・スタッフへの個別挨拶

「おはようございます。今挨拶をさせていただいてもよろしいでしょうか?(OKなら)学生の○○(自分の名前)です。本日は1日よろしくお願いします。」

看護師さん個人に声をかける際は、今声をかけても良いか、確認を取ること。緊急対応をしている場合や、多重課題を遂行している途中の場合もあります。もしも、「後にしてくれる?」と言われたら、「わかりました、またお声かけさせてもらいます」と言ってその場を離れて大丈夫です。

患者さんへの挨拶

「おはようございます。○○大学(学校)から来ました。〇年生の△△と申します。今日から〇日間、○○(患者名)さんを担当をさせていただくことになりました。よろしくお願いします。」

患者さんへの挨拶の際は、基礎看護学実習~や実習目標などは基本的に言わないことが多いです。

入院中の患者さんはにベッドに臥床していたり、座っておられたりするので、目線を合わせることを意識しましょう。

ご高齢の患者さんの場合は、はっきりと、大きな声で、ややゆっくりのテンポで話すことを意識すると伝わりやすいですよ。

「これで挨拶は準備OK!…でも実習先で必要な持ち物は?」
実習に必須のアイテムや便利グッズをまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
👉 看護実習 準備しておくべき持ち物8選|現役看護師が解説

やりがちなNG挨拶

  • 声が小さすぎて聞こえない、テンポが速すぎて聞き取りづらい
  • 長々と経歴を話してしまう→下準備をしていないと挨拶の内容がまとまらず、長々となりやすいです。
  • 間違えたり、言葉が出てこないときに、笑ってごまかす

3つ目は、本当にこんな学生さんいるのと思いますが、実際にいるんですよ。「えー、待ってー、忘れた。どうしよう」と笑いながら隣にいた実習メンバーに言ってましたね。真面目に頑張っているのに、このような態度だと学生さんの第一印象ダダ下がり・・・💦

間違えても、言葉が出なくても大丈夫。誠実な態度を心がけていれば、しっかり伝わりますよ。

挨拶がうまくできなかった時の対処法

緊張で声が震えたり、言い忘れたりするのはよくあることです。
そんなときは「すみません、緊張してしまって…」と正直に伝えて、次のタイミングで言い直せば大丈夫。
完璧さよりも「一生懸命さ」が伝わることの方が大事です。

実際の体験談

私も学生の頃、初日は声が小さくて指導者さんに「もう一度お願いします」と言われたことがあるんです。
緊張のあまり、声が震えてうまく言葉が出てこなかったことを今でも覚えています。
恥ずかしかったですが、その経験があったから「次はしっかり声を出そう」と気持ちを切り替えることができました。
小さな失敗も、振り返れば学びの一つになります。

その時の反省点は、事前の練習が足りていなかったこと。話す内容をメモしていたけれど、いざ病棟の立つと頭が真っ白に・・・。何度も繰り返し練習していればよかったなと思いました。

まとめ

看護実習の挨拶は、立派な言葉を並べる必要はありません。
「明るく・簡潔に・目を見て」この3つを意識すれば十分。
うまくできなくても、誠実な気持ちは必ず伝わります。

実習に行く前に、鏡の前で一度練習してみると安心できますよ。
ぜひ、笑顔で「よろしくお願いします」と伝えてみてくださいね。

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