国試に落ちる人の特徴【実習編】看護実習生に当てはまる共通点

看護実習と国家試験。
一見まったく別のステージに見えますが、実習での態度や行動パターンは、その後の国試勉強の姿勢に驚くほど影響します。
私がこれまで実習で関わってきた学生の中には、「あ、この子は危ないかも…」と思った特徴が、そのまま国試の合否にも表れてしまったケースが何度もありました。

今回は、現役看護師の私が実習中に見てきた「国試が危ない学生」の特徴を紹介します。
心当たりがある人は、今のうちに改善しておくことで、国試本番の結果が大きく変わるかもしれません。

目次

国試に落ちる人の特徴5選

実習中にメモを取らない

メモを取らない学生は、情報の整理や記憶の定着が苦手な傾向があります。
実習で得た知識や気づきをその場で記録しないと、後から振り返ったときに「何も残っていない」状態になります。
国試勉強でも同じで、授業や参考書から得た情報を整理しないままにすると、必要なときに引き出せません。

もしかしたら、”メモを取れない”学生さんもいるかもしれませんね。
一度にたくさんの情報が入って来た時に、何をメモすべきか、何が重要なのか、判断することが難しく感じるケースもあるようです。

改善策
・実習中は必ずメモ帳を持ち歩く
・「気づき」「疑問点」「指導者の言葉」を分けて書く→ペンで色分けをしておくと見返すときにわかりやすい!
・実習後10分だけでもメモの整理時間を取る→記憶が新鮮なうちに振り返り
・メモを取ることが苦手な学生さんは、メモを取る習慣をつけることから!→何をメモしていいか最初はわからないかもしれませんが、まずは”話を聞きながらメモをする”という2つの作業を同時に進行することに慣れることが大切です。

実習中の学びを整理できる人は、国試本番でも必要な情報をすぐに引き出せます。
おすすめの国試勉強法はこちらで解説しています。
👉国試対策の勉強法3ステップで解説

指導者や患者さんへの態度が受け身すぎる

「言われたことだけやる」「質問されないと動かない」タイプは、学びの機会を逃しやすいです。
国試勉強でも同じで、自分から課題を見つけて行動する力が弱いと、合格ラインに届く前に時間切れになります。

改善策
・患者さんに関心を持ち、背景や生活環境にも目を向ける
・実習中に「今日の目標」を自分で設定してみる→当日の行動目標や患者さんの看護目標とは別に、自分だけの目標を設定すると◎(例:カンファレンスで自分に振られる前に発言する、など)
・指導者に質問する前に、自分の考えを添える

失敗を振り返らない

実習では失敗や注意はつきものです。
それを「ただ落ち込んで終わり」にしてしまうと、同じミスを繰り返すだけ。
国試勉強でも間違えた問題をそのままにしてしまい、得点が伸びません。

改善策
・次に同じ場面が来たらどう動くかを考えておく
・注意された内容をノートにまとめる
・「なぜその行動になったのか」を自分で分析する

実習中に体調を崩しやすい

生活リズムや食事管理がうまくできない学生は、国試直前期にも体調を崩しやすい傾向があります。
体調不良が続けば、集中力も学習効率も低下します。

改善策
・ストレス発散法を複数持つ(運動・趣味など)
・規則正しい生活、睡眠は最低6時間を確保→自分の必要な睡眠時間を把握することが大切
・朝食を抜かない

グループワークや情報共有に消極的

看護はチームで動く仕事です。
情報共有を避ける学生は、自分の学びも周囲の学びも狭めてしまいます。
国試勉強でも、仲間との情報交換がないと、重要なポイントを見落とす可能性があります。
また自分が得た知識をグループで共有するこはアウトプットになり、知識の定着に繋がります。

改善策
・勉強会や模試の結果共有を積極的に行う
・発言の前に「どう思われるか」より「必要な情報か」を優先する
・他の人の発言から学びを拾う意識を持つ

まとめ

実習の態度や行動は、直接国試の点数に影響するわけではありません。
でも、その積み重ねが、知らないうちに「勉強の姿勢」や「本番への強さ」をつくっています。

もし今「ちょっと自信がないな…」と感じても大丈夫。
改善は今日からでも間に合います。
小さなメモ1行、勇気を出しての質問、振り返りのひとこと…そうした小さな一歩が、国試合格への確かな道になります。

あなたの努力は、必ず未来の自分を助けてくれます。
一緒に少しずつ前に進んでいきましょうね。

あわせて読みたい、国試に落ちる人の特徴【勉強編】
👉看護師国家試験に落ちる人の特徴5選

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